天官賜福をご存じだろうか?中国BLファンタジーのweb小説が原作である。
日本でも小説や漫画の日本語版やアニメを楽しむことができる。
もし、気になっているがまだ手を出していない、という人があれば、ぜひ手に取ってみてほしい。
おすすめは、小説を読んでからアニメを観ることだ。なぜなら、小説で前知識を入れた後のほうがアニメの内容が入りやすいからだ。しかし、アニメで観てから小説を読むでもしっかり楽しめる。
一昨日くらいから風邪を引いてしまい、昨日21時に寝たので今日、5時半に目が覚めた。だから、母が洗濯は回してくれていたので干したり、洗い物をし終わった後、楽しみにしていた天官賜福1巻日本語小説版を読み始めた。
先日、友人からこの作品をおすすめされ、アマゾンプライムビデオでアニメを観てみた。アニメは2期まであり、分厚い小説が原作になっているだけあり、スマホを片手に用語を調べながら観ないと話についていくのが難しかった。完結はしていないため、続きが非常に気になる。その前に、やはり調べながら観るのは十分ではなく、話があいまいな部分も多かったため、小説の日本語版を購入した。
小説は見た目から内容まですべてが精錬されており、この世にこれほど「うつくしい」という形容詞が似合うものが存在するのか、と思わず息をのんだほどだ。
見返しの次のページに蝶の文様のついた和紙のページがある。天官賜福の内容を知っているのも相まって、ほう…とここでも魅了された。
内容は、小説1巻がアニメの1期から2期までに該当しているようだ。
アニメの記憶と重ねながら小説を読み進めていった。アニメではほとんどの部分が登場人物のひとりごとや会話、心の中のセリフで話が進んでいたが、小説では神の視点で話が展開している。
BLと言われているだけあって、ドキッとする展開やじれったい部分もある話なのだが、アニメを観ていると動きや行動で表現している分、登場人物の心理描写が明確ではなく自分自身で解釈する必要があったり、そこはどうなの~!わかんないよ~!という箇所も出てきたりしていた。
その部分がすっかり小説では表現されており、解釈が一致している部分もある一方、そうだったのか!と驚き悶えたりもした。
既知の話を別媒体で追うときの、私の改めたい癖がある。
「この二人は恋人になるんだよなぁ、こっちが精神的なサポートが手厚くて愛が重いんだよなぁ、対する一方も実は愛が重いんだよなぁ」と知っているとする。
すると、その登場人物単体で向き合うのではなく、その登場人物+その相手という風にセットで見てしまう。これを改めたい。なぜなら、変な色眼鏡を無意識にかけていることになり、単体での特徴や良いところが(逆も然りだが、)見えなくなってしまうから。
天官賜福は三界と呼ばれる天界、人界、鬼界が舞台になっている。謝憐(シエリェン)という神官と花城(ホワチョン)という鬼王が登場する。
謝憐はいつも穏やかで人を傷つけることなどない温厚な人柄だ。そんな謝憐に、謝憐自身が認識していないうちから長年(長年とはいっても人間の言う数年、数十年の規模以上である)思いを寄せている花城。
何百年の時を超え、謝憐にとっては初めましての認識であるが、二人は再開を果たす。ただ、そこで花城が強制的に謝憐に何かを求めるわけでなく、激重重の愛をもって謝憐と接している。謝憐は今の段階では気づいていないのか、ありえないと思っているのかわからないが、はたから見たら丸わかりだ。これがまたたまらん。いったん落ち着こう。はぁ。
小説だと登場人物の心の機微が丸見えだ。これが小説の醍醐味。
まだまだ語りたいおいしいところがたくさんあるが、それをきちんとした語彙で語ろうとすれば朝が来るので、この辺りでやめておこうと思う。
気持ちが先走って語彙なんて捨てて語れば時間もかからないと思うが読めるものではないだろうから我慢する。笑
以下↓、天官賜福小説の1,2巻のまとめ買いセット。
とにかく!
天官賜福は、
美しいんだ
おもしろいんだ
悶えるんだー!!
中国語を知らず、日本語がわかる人のために日本語版を作ってくれた方に感謝!
アニメの3期も辛抱強く、待ってる!
さて、これから小説の続きを読もうかな。
学校も少しずつ始まっている。フラストレーションがたまらないよう、腐女子を謳歌するぞ。
やべぇ。謝憐か花城の配下になって近くで見守りてぇ。
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